実際のTSUNAMIなんていらない

サザンの「TSUNAMI」が嫌いだった。

タイトルからして気に入らなかった。

「津波」をさも美しいものの例えのように…。

ものすごく恐ろしい自然災害なのにさ。

一晩寝て目覚めてテレビをつけても惨事が放映されていた。

「あぁ、やはり夢ではなかった…」とひどく落胆する私。

こんな地獄絵図ってあるだろうか。

地震だけでも甚大な被害が出ているのに、その後の津波が全てを飲み込んだのである。

車が津波に飲み込まれている様子を見て「車中は無人でありますように」と祈る私。

しかしその後、道路を走って避難しようとしている車を次々に津波が飲み込む映像を見て、衝撃を受けた。

じゃ、流されている家屋の中にも人がいるってことか?

それこそ道を歩いている人をも飲み込んでいるってことではないか。

現に、地震で被災した人の救助をする予定だったであろう消防士たちと消防車を津波が飲み込もうとしている映像もあった。

「皆が無事に避難できていますように」という祈りは無残にも引き裂かれた。

結果的におびただしい数の人命が失われた。

津波が目前に迫ってくる恐怖は、想像を絶する。

悪夢だ。善良な市民が、何でこんな目に遭わなきゃいけないのか。神はいるのか。

未だに多くの人々が取り残されて救助を求めている。一刻も早い救助を望む。

アジアの、決して裕福とはいえない国から1500万円の資金援助の申し出があった。

涙が出てきた。

我々も募金しようではないか。

今は現地に入ることも難しいので、出来ることは募金である。

頑張れ宮城!頑張れ岩手!頑張れ福島!

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