彼女の職業は「二世」

私は何故かその日の「しゃべくり００７」を見なきゃ、と思った。

でも見ながら寝てしまった。かと言って後悔はない。

その日のゲストに興味はなかった。

じゃ、何故見ようと思ったのか？…自分の胸に問いかけてみる。

ん～、わからない。

いや、実は興味があったのでは？…再び自分の胸に問いかける。

私はそのゲストが、今年いっぱいで芸能界から消えるとふんでいる。

徐々にテレビへの露出が減ってきている彼女の消えゆく様を見届けたいのか？

…そうかも知れぬ。

父親がお笑い界の大御所であるがゆえの異常なまでの「チヤホヤ」感は、特筆すべきものがある。

しかもしゃべくりメンバーにとって彼女の父親は大先輩なワケで、「イヤなもん見たさ」についチャンネルを合わせてしまったのかも知れぬ。

彼女の名はイマル。

「明石家さんま（と大竹しのぶ）の娘」であること以外の何者でもない女の子が、芸能界で過剰にチヤホヤされるみっともなさを、私は再確認したかったのかも知れぬ。