「ドヤ顔」発言に凍りつく…

日本アカデミー賞って、海外で大きな賞をもらった映画が大変優遇される。
「私たちもこの映画(役者)の素晴らしさ、わかってます」とでも言いたげ。

今回ちょっとだけテレビつけてたけど、いたたまれなくて消しちゃった。
関根勤の司会っぷりが見ていられなかったのよ、グダグダで。
つまんないギャグを挟もうとするのよね、妻夫木もリアクションに困ってた。

あぁ、そう言えば関根が司会をする番組ってないものな。
スキルがないからオファーもないんだ。
あの年齢で、あのキャリアで、未だに「ひな壇タレント」だもの。
さんまやダウンタウンに盛り上げてもらってナンボ、の人。
この人の発言ってホンットにつまんないのに、自分じゃ面白いと思ってる…自己満足。
若手のひな壇芸人と違って、さんまやダウンタウンも先輩の関根に気を遣ってウケてやるので、笑いの進歩がない上に、勘違いしちゃってる。
そんな人物に司会をさせちゃイカン。ほら、ヤケドしちゃったぢゃないか。

いちばん「あちゃ~」だった場面が、吉永小百合との会話。
関根が吉永に「鶴瓶さんのドヤ顔が…」と言うと、吉永が「ドヤ顔って何ですか?」。
関根は3つの間違いを犯している。
・ああいった格式高い表彰の場で用いる言葉ではない
・自分より年齢もキャリアも上の大女優に対して使う言葉ではない
・そもそも司会者がそんな言葉を使うべきではない

何より「ドヤ顔」という言葉が、一般的に認知されていると思い込んでいる点で頭が悪い。
「ドヤ顔」なんて、言ってみれば隠語のよーなもんだ。使い分けをしなきゃいけない。
しかし自分の出演する低俗なバラエティー番組では、フツーに誰もが口にする言葉である。
今回の件は、「井の中の蛙」が引き起こした珍現象なのだ。

それにしても「ドヤ顔」を知らなかった吉永小百合…よりいっそう「気高さ」を感じてしまう私である。

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