スピッツとチェッカーズ

草野マサムネ氏は高校時代に組んでたバンドで、チェッカーズのコピーをすることもあったそうな。

デビュー20周年を迎えたスピッツと、10年持たなかったチェッカーズ…しかもチェッカーズは、解散後もメンバー同士の確執が渦巻いており、再結成は不可能と言われているグループである。

両者とも学生時代に組んだバンドであり、結びつきはそれなりに強いハズである。

ただ、人数的な問題は大きかったのかな、と思う。
チェッカーズの7人って、多いもんな。ギャラも7等分となる。バンドは4、5人が主流だ。当然取り分は少なくなる。そこで不満を持つメンバーがいてもおかしくない…「何で、アイツと俺が同じギャラなのよ。アイツがいなくてもバンドは成り立つんだけど」と。

一番解散したがったのはフミヤである。
そこで私は考える…サイドボーカルの2人がいなくなりさえすれば、5人のバンドとして続いていた可能性があるのではないか、と。結局現在だって、「サイドボーカルの2人」対「 それ以外のメンバー」って図式になってるしさ。普通バンドで、役割がコーラス(サイドボーカル)オンリーの人って、そうそういない。コーラスは、楽器をやってるメンバーがこなすか、外部の人間をつけたりするのだ。

まだ鶴久の方は、作曲で能力を発揮していたので、バンドから外すのは惜しいかもしれぬ。キーボード(弾けるかどうか知らんが)あたりで残ってもらう、というテもあろう。実はフミヤが一番うっとうしかったのは、楽器も作曲もできない高杢だったのかもしれない。メンバーオリジナル曲をやるようになってからは特に。追い出すわけにもいかないので、解散を決めたのでは?

さて一方スピッツは。
20年間メンバーの変更もなく、凪のような穏やかな関係を保っている。
マサムネ氏がスピッツの「顔」であるし、作詞作曲も一人で行う。しかし彼はカネに執着しない(よーに見える)し、「4人あってのスピッツ」という思いが強い。「1人でも欠けたらスピッツではない」と。他のメンバーもマサムネ氏の作る楽曲が大好きだ。

・・・ま、とりあえず安泰だろうと思うのである。

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