平家派の逆襲!?

『FNS歌謡祭』に「平家派」と称して、トキオの城島・山口・国分、V6の坂本・長野・井ノ原がコラボして、光ゲンジのファーストアルバムの中の名曲『Graduation』を歌っていた。

「平家派」というのは、光ゲンジの『剣の舞』という歌のときにバックで踊っていた男の子たちである(その「平家派」に反町隆史がいたのは有名な話である)。要するに城島らは、下積み時代に「平家派」として活動していたのである。

何か、感慨深いものがある。
スポットライトを浴びている超人気者の光ゲンジの後ろで黙々と踊り続けていた彼らの方が、今となっては芸能界の勝ち組となっているからである。そんでもって、光ゲンジの名曲まで乗っ取っちゃって。

光ゲンジのメンバーは見事に消え去っちゃったからね。
今のジャニタレのように、バラエティーやドラマなど個々で活動を多方面に広げることってなかったから、CDが売れなくなったら、それでグループとしては(個々としても)おしまいなワケよ。

さて恥ずかしながら、彼らのファーストアルバム『光GENJI』は今でも名アルバムだと思っている。ほとんど全ての曲をチャゲ&飛鳥(主に飛鳥)が手がけている。彼らがスゴイんである。

シングルもな~、『STAR LIGHT』と『ガラスの十代』は思春期だった私たちの胸にキュンキュン来て、すんげ~良かったけど、『パラダイス銀河』でズッコケちゃった。大ヒットしたんだけどさー。子どもじみててガッカリだわよ。その後も子どもっぽい歌が続いていくのよね。『剣の舞』で諦めちゃったわ。

歌の方向性を誤ったんではないか、と今でも思っている。
専門家が言ってたけど、ピンクレディーも、子どもにウケるような曲にシフトしてから、人気やレコード売り上げが落ちていったらしい。

ほら、子どもって成長するから。成長したら、子ども向けの歌には興味がなくなる。「そしたらまた新たに小さい子がファンになるんじゃないの?」って? ダメダメ、歌手の方はどんどん大人になっていくから、子どもたちが親近感持てなくなるしね。「アンパンマン」みたいに変わらないわけじゃないからね。

最後に、名曲『Graduation』を聴いてちょ。

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