そして再び「とげまる」くん

またまた今回も、スピッツの新アルバム「とげまる」の話題である。
ちょっと今、中毒みたいに聴きまくっている。

「いい歌がいっぱいだから」というような単純な理由ではなく、何か不思議な力で引きつけられるカンジ。 言うなれば、「ルララな宇宙」に誘われてるような(何じゃそら)。

たくさんの人に聴いてほしい、と思う。この独特の世界を味わって欲しい、と思う。
って私が願わなくても、このアルバム、売れてんだがな。

スピッツの要素が全て詰まっているようでいて、何か「新しさ」みたいなものも感じられる。
最初は眉をひそめた『どんどどん』でさえも、ちょっと快感になってきている。しかし体調万全のときじゃないと、頭の血管がドンドドンと脈打つ偏頭痛が起きそうなので気をつけなければ。

幻想的な曲もあり、ルララ度(?)がアップしている。
幻想的と言えば、アルバムのジャケットも幻想的だ。キャンドルだよ、キャンドル。そしたら何と、本当にキャンドル・ジュンがジャケット制作に関わってるみたい。広末のダンナね。歌詞のブックレットに名前を見つけたもん。

もともとはパンク調ロックを基本としていたバンドだ。
しかしそこにこだわり続けていては、「好きな音楽を続けられなくなる」と、少し方向転換。たくさんの人に受け入れられるような音楽を作るようになった。わかる、わかるよ。結局売れなければ、仕事としての音楽、続けられないもんね。「金もうけしたい」ということではなく、とにかく音楽が大好きなんだ。

そんな彼らをデビューの頃から応援しているような古参ファンならきっと、『恋する凡人』がお好きだろう。その頃のスピッツスピリットが感じられる曲だと思う。

ところで、このアルバムにはシングル曲が4、5曲入っている。それらの曲がこのアルバムの中で、よりいっそう輝きを放っているのも見逃せない。その中でも『若葉』は、シングルで出たときにどうしてもっと売れなかったのかと不思議である。

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