スピッツの楽曲について考える

スピッツが珍しくテレビに出まくっている。
こんなことはめったにないから、とDVD録画に余念がない私。
マサムネ氏の服はいつもカワイイなぁ。美大出身だからセンスがいいなぁ。

しかし、彼の書く歌詞は大体意味不明…。
本人も、「深い意味なんてないです。聴いてくれる人の自由な解釈で構いません」ってなことを言っている。私はメロディー重視派なので、いちいち解釈しようとも思わなかった。

私が一番好きなシングル曲は、王道だけど「ロビンソン」。
あらためて歌詞をじっくり思い浮かべてみたけど、やはりさっぱり意味がわからなかった。
しかし、あの曲はタイアップなしで大ヒットした。しかもまだスピッツがそこまでメジャーになっていない頃に。

カギは、ノスタルジックなメロディーと、やはりその歌詞にあると思う。
「歌詞?あのワケのわからなさがいいの?」って? いや、そーではなくて、最初の方に現れる4つの言葉だけで、日本人は引き込まれたのではないか。その言葉とは…「切ない日々」「河原の道」「自転車」「思い出のレコード」。それで、郷愁誘われちゃったのよ、日本人は。
ノスタルジックな雰囲気を堪能しているのだ…少なくとも、私はそう。

歌詞って、ワケわかんなくても、どこかに素敵なキーワードやセンテンスがあればそれでいいのかもね。 あとは雰囲気よ、雰囲気。
「君が思い出になる前に もう一度笑ってみせて」
「君と出会った奇跡が この胸にあふれてる」
「『愛してる』の響きだけで 強くなれる気がしたよ」 ・・・

ちなみにアルバム曲の中で好きなのは、「あじさい通り」 「愛のことば」 「P」。
時に、信じられないほど胸を打つメロディーラインを紡ぎだすのよね、マサムネ氏は。

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