ブツブツってブラマヨだけじゃないんだよッ!?

「イチハチ」のスペシャル番組の中で、「生まれ変わりたくない芸人」についての街頭インタビューがあった。

1位はブラックマヨネーズの吉田だった。

街頭インタビューされている一般人の中で、「ブツブツ、気持ち悪いッ!」と憎々しげに、吐き捨てるように言った女がいた(その表情、醜かったよ)。

スタジオは笑いの渦だった。私は薄ら寒いものを感じた。

それって、学校でのイジメと同一線上にありゃしないか…ニキビ面のクラスメートに対して「おめー、キモいんだよ!」と言い、周囲の者もあざ笑う…。

そして、その映像を垂れ流しにするテレビ局側の品のなさ。

たとえば「ブサイク」ということは主観である。「ブサイク」と思う人もいれば、思わない人もいるので、まだ救いがある。

「デブ」というのも、努力しだいでやせることができるので、救いがある。

しかし「ブツブツ」というのは、誰が見てもそこに確かに存在しているものであるし、努力しても体質的なものが大きいのでなかなか改善が難しかったりする。

ある種、病的なものと捉えてもいいのではないだろうか。
あまりにひどいニキビは、アトピーなどと同じ位置づけになるのでは?

そこで先ほどのセリフをアトピーに置き換えてみると、「アトピー、気持ち悪いッ!」…これ、絶対シャレにならんだろ。

「ブツブツ、気持ち悪いッ!」…酷いニキビに悩む、思春期のコたちの心をエグるような言葉である。まさに「言葉の暴力」である。こんな発言の映像を平気で垂れ流すテレビ局の気が知れない。

スタジオにいるブラマヨの吉田が「オレは誰にも迷惑かけてへんぞ!何でそんな言われ方せなアカンねん!」と冗談交じりで言っていたが、半分は本心だと思う。

吉田って、「ブツブツ」をそこまで「オイシイ」とは思っていないんじゃないか。あるから一応利用はしているが。そして「ブツブツ」がなくても、十分実力のある芸人だと思う。

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