サッカー狂騒曲

あんだけ死闘を続けながら、結局PKて。「PKで勝ってもなー」という思いがある。しかしPKでも勝ちは勝ち。次に進めるのと進めないのとでは雲泥の差がある。 PKでミスした選手を責める気はない。責めてはいけない、絶対に。必ず誰かがミスしないと終われないのだから、PKは。 ただ、「PKは運だから」という慰めの意見があるが、今回に関してはちょっと違うのではないかと思う。ゴールを外してしまったのだから。自分が右に決めようと思っていて、相手のゴールキーパーも「右に行こう」と決めていてゴールが阻止された場合なら、「運」ということにもなろうが。 「これでもか」というほど、PKでミスした場面をテレビで流すのはやめてくれ。酷だ。この大会でゴールを決めたことのある選手なら、栄光の場面も並行して流せるのでいいが、PKでミスした場面ばかり流される選手の気持ちを考えると、いたたまれない。

ところで、今回の試合の審判は「カード魔」というあだ名だそうで、そのあだ名通り、日本選手にもイエローカードがバンバン出されていた。

サッカーって、審判によって入る点数まで違ってくるという、あやうくキワどいスポーツなんだな、とあらためて実感。審判も大変なんだがな。

今回の敗北によって、ちょっと救われる点がひとつ。あぁ、これでメディアのバカ騒ぎを目にしなくて済む、ということ。選手の祖父母にまでコンタクト取ったりして、明らかにやりすぎだろ。番組内で宮根誠司が、選手のおじーさんに「南アフリカに応援に行かないのですか」と聞き、「行きません」と言われ、「ん~、この距離感がいーんでしょうね」と言っていた。苦しすぎるゾ。

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