もはや「すべらない話」ではない

「10年も前の話なので時効なんですが・・・」と前置きして、千原ジュニアは話し始めたらしい。
「人志松本のすべらない話」という番組で。

自分たちのやったことを「時効」とか「やんちゃ」で済まそうとする芸能人にゃ、イラッとする。
明らかに犯罪っぽいことが多い。「時効」だぁ~?お前が決めんな!

「人志松本のすべらない話」は、共演者が無理やり笑ってあげている気がする。
だって「すべらない話」だから。すべってはならないのである。そして「これだけ笑ってあげたんだから自分の番にはよろしくね」という秘かなアピール。

「すべらない話」だなんて、よくそんな臆面もないタイトルつけたよな。
 「すべってるか、すべってないか」なんて、視聴者が決めるわいッ。それなら、「許せない話」とか「情けない話」という程度のタイトルの番組の中で、いかに芸人が面白く話すか、ということの方がナチュラルだ。

そして松本人志中心に発せられる「すべらんなー、すべらんなー」というセリフ。
が、つまらん話が結構多いゾ。もう、全員裸の王様状態。裸の王様がたくさん集まって、お互い「おたくの衣装すばらしいですな」とほめ合っている状態。裸なんだがな。

そんな中で発生した今回の千原ジュニアの問題発言(というかエピソード)。
 1人の裸の王様が完全に調子こいたわけである。何を言ってもウケてもらえる生ぬるい環境が生み出した発言だ。そのトーク内容は、簡単に言えば「千原ジュニアと木村祐一のレイプ未遂事件」。噂にゃ聞くけど、吉本の芸人ってホントにこんなことばっかりやってんのな。
案の定こんなエピソードでも、会場は爆笑の渦だったらしい。

んー、千原ジュニアって、「お笑い的にスゴイ奴」ってことが先行してた芸人だと思う。
実際彼が面白いかどうかを視聴者が判断する前に、「スゴイ奴」ってことになってたレアなケース。東京に進出した「ミヤネ屋」の宮根もそんなカンジか。

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