芯さえあれば他の差なんて
「勝ったりましたわ」て・・そのセリフ、あの人の方がふさわしいんじゃないかなぁ。
吉本に立ち上げてもらった自身のネット配信サービスの加入者が数十万を突破したらしい松ちゃん(松本人志)のセリフなんだが、何だか虫カゴの中で高らかに叫んでるように聞こえちゃってね。
同じ不祥事タレントなら、俳優の吉沢亮こそが「勝ったった」んやないかな。
主演の映画『国宝』が、邦画の実写先品における興行収入の歴代最高記録を更新。
だけど彼、昨年末に不法侵入やぞ不法侵入。
それを年明けに報じられたのに、年内で早々にダメージから回復、いやそれどころか賞賛の嵐。
完全復帰が遅々として進まない「やらかしタレント」が多い中、それはそれは見事な復活劇を遂げたんである。
一方で、撮影を終えた後での不祥事だったことで、一歩間違えばあの大作がお蔵入りしたかもしれないワケで、 関係者は気が気じゃなかっただろう。
さてこの作品、原作である小説に忠実な内容なのかと思いきや、脚本家がかなり変えてしまっているらしい。
しかし原作者の吉田修一氏は、完成した脚本を読んだ時、「物語ではなくて、登場人物の持っている 芯 みたいなものが変わっていない。いいものができる」と思ったそうだ(11/30付朝日新聞)。
ほほー、誰にフォーカスを当てるかは問題ではなくて、登場人物の「芯」が大事になるのか。
そこが損なわれたり捻じ曲げられたりしてなければ、原作者としてはOKなのだ。
そして、試写を観たら「100年に1本の壮大な芸道映画」とも思ったらしい。
原作者も満足、脚本家も自分の書きたいように書けると、結果までついてきて全てがウィンウィンになるんだなぁと。
悲劇を生んだあの作品とは大違いだ。
( 関連記事:原作と脚本のはざまで ~ある漫画家の死~ )
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