たけしに「教養がない」と言われたさんま

そうそう、ビートたけしの『バカ論』には、他にも印象的な言葉があった。
(関連記事・・・たけし流「バカの見分け方」 )

さんまはしゃべりの天才。
ただ、いかんせん教養がない。

これには、いささか衝撃を受けた。

私は明石家さんまについて、「教養があるな」とも「教養がないな」とも感じたことがなかったから。
そういう目で見たことがない、というか。

でも確かに、たけしやタモリには「教養があるな」と感じてた。

だからと言って、さんまのことを「教養がないな」とは感じたことがない。
無論、「教養があるな」とも感じたことがないのであるが。

もっと言えば、「頭がいい」とも「頭が悪い」とも感じたことがない。

「頭が悪いと感じたことがない」というのは、芸人にとって結構重要な要素だと思っている。
もちろん私個人の見解で恐縮なんだが。

というのも、「あったまわりーな」と思う売れっ子芸人が、ゴロゴロいるからだ。
意外に仕切り担当だったりもする。だからバレにくい。

語彙力が極端に乏しく、自分の言いたいことがスムーズに口から出てこない。
やっと出てきても、助詞もめちゃくちゃ、日本語としてもめちゃくちゃな表現ばかり。

それってどーなん? 一応言葉をメインで扱う仕事なわけじゃん?
これ別に出川じゃないよ? 出川なら全然アリなんだが。ウリになってるからね。

そういう風に秘かに「あったまわりーな」と思ってた芸人が、学力がバレるような番組でズタボロの成績だったりしたことも、一度や二度ではない。

・・・やっぱほんとにあったまわりーんじゃん(←おまえもわるそやで~)。

これは何も芸人に限った話ではない。

先日放映された「日本アカデミー賞 授賞式」。
受賞スピーチで、粋なことを言おう、言おうとする若手俳優陣。

でも、そもそも粋な人間じゃないうえ、ボキャ貧も相まって、なかなか悲惨なことになってた。

昔はもっと、粋な人が粋なこと言ってたような気がするが。
その当時は、私よりうーんと年上の人ばかりだったから、そう見えてただけなのかなぁ。。

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