不適切なほどズレがある！

「ズレ」について、いちいちあげつらう気はない。

新ドラマ『不適切にもほどがある！』。

観始めてすぐに「このドラマは話題になるな」と感じた。
みんな大好き「昭和レトロ」風情を楽しめるし、目の付け所（昭和の体育教師）がいいなぁと。

しかし唐突に始まるミュージカルにはドン引きした。ドン引きどころか、
ドン！ドン！びき！びき！ドン！びき！びき！
ってな感じである。ポーンと置いていかれる感じすらした。ま、一時的にチャンネルは変えた（苦笑）。

脚本、クドカンだからなぁ～。しょうがないっちゃしょうがない（？）。腹も立たない。
こういう場面、次回からもあるんかいな！？（キョーフ）

いや私さ、思わずクドカンの年齢調べちゃったのよね。

なぜなら、描かれるカルチャーと時代に「ズレ」があったから。
この時代のことをあまり知らないぐらい若かったっけ？と・・・そしたら想像通りの年齢（非若者）だったけどね。

このズレは承知の上で、８０年代全般の要素を詰め込みたかったのかなぁ。

最初何年の設定だか知らなくて、聖子カットスケバン（笑）が出てきた時に「８０年代初頭だ！」って思ったのよね、マッチ風ツッパリも出てきたし（笑）。

それなのに「セーラーズ」だの「おニャン子クラブ」だの「写ルンです」だの「明菜のDESIRE」だの、８０年代初頭とは思えない文言やグッズが出てきてさ、チグハグ感がハンパないの。

そしたら設定は８６年だっていうじゃない。
おまけにツッパリ女子中学生と思ってたら、高校生らしいし。

あのグレ方は中学生の方がしっくりくるけど、このご時世、ニャンニャン中学生（！）を登場させるわけにはいかなかったからかなぁ。

だったらせめて８０年代初頭の設定にしてほしかったな。
聖子カットスケバンやツッパリ全盛は、８０年代初頭だよ。

なーんて、全く聖子カット世代ではない私が言ってますけども。
ま、そこらへんの年代のカルチャーにはちょいと詳しいもんで。

あのスケバン役のコ、良かったなぁ。役にハマってた。
やっぱ聖子カットのカツラって、どーしてもヅラっぽくなりすぎるのよね（笑）。それがちと残念。

あと、教師が教室でタバコ、路線バスでタバコっつーのはさすがにデフォルメだよね！？