「セコい」と断じたアノ人の遊び方

「あれ、金やんなきゃダメだよな」 

ビートたけしの言葉である。

渦中の松本人志に向けた言葉?
・・いえいえ、女性とトラブったさんまや紳助に向けての言葉である。

昔のエピソード。
私が持ってる本に書かれてるの。弟子が思い出話として語ってる。

それを読んで以来、妙にそのセリフが頭にこびりついててさ。
要は「女に金を十分与えときゃ、モメなかった」ってことなんだけど、イイ意見なんだか、ヒドい意見なんだか、測りかねちゃって。

松ちゃんの件でも、すぐこの言葉が思い浮かんだ。
案の定彼は、場所こそ超高級ホテルのスイートルームではあったものの、それ以外がケチくさかった。

あぁ、たけしの言葉、当たってるかもなぁ・・と思ったり。

松ちゃんらの件は、今や、合意があったかどうかってことより、女性に対する「モノ扱い」っぷりの方が注目されている。

おまけに金払いまで悪いとなると、女性に対する「尊厳」という点でどうなのかと。

一方のたけし。
前述の本ではこのようなエピソードが語られている(たけしの独身時代の話ではない)。

そのまんま東(東国原):おねえちゃんができると、すぐアパートを借りてあげたりしてたね。お金も相当あげたでしょう。総額2億円くらいかな(笑)。

つまみ枝豆:とりあえず彼女にしたら必ず指輪を買うんだ。僕、カルチェの三連リングを何十個買いに行ったかわからない(爆笑)。

そのまんま東:申し訳ないというのがあるんだよ。女に対して、やり逃げができない。やっちゃったら、せめて金ぐらいっていうことになる。
(『コマネチ!』新潮文庫 )

ちなみに今回の松ちゃんの件について、たけしはこう感想をもらしているという。

「遊び方がセコいよ」

・・だろうね(苦笑)。

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