面白くないのにブレイクしてるのが面白くない

私は見極めようとしていた。

あんだけ面白くないのにこんなにテレビに出てるということは、実はネタが面白いからなのかもしれない・・
私がそのネタを知らないだけなのかもしれない・・


で、普段は観ない『THE W』で、その人のネタを観た。


・・つまらな過ぎて、面食らった。


その芸人は、やす子。

私、詳しくないんですけど、あのレースって、一応予選みたいなもんはあるんですよね?

やす子もそれを勝ち抜いてきてるの?

だとしたら、あまりにも次元が低すぎるので、番組自体終わりにした方がいい。

ちょっと前なら四千頭身とかさ、バラエティにたくさん出るけど全然面白くなくて、そもそも笑わそうという気構えもなくて、そのうち「服や住まいにどれだけカネをかけてるか自慢」しかしなくなり、「この人たち、何なんだろ・・・ま、きっとネタが面白いのでしょ」と溜飲を下げようとする自分がいた。

じゃなきゃおかしい、と。
私の知らないトコで、コントや漫才の評価を受けてる人たちなんだ、と思うようにした。

今だったらヒコロヒーとかもな。
忙し過ぎて嘆いていたが、こっちは「じゃあ出ないでくれよ!ナゾなんだよ!」と嘆きたい。


一方の『THE MANZAI』。

全てのコンビを観たわけではないが、やす子レベルは皆無。

私のお目当てのコンビ4~5組は、いつも通り面白かったり、ちょっとイマイチだったり。

売れっ子だけど漫才が面白いか面白くないか私の記憶が定かではなかったコンビ、というのも4~5組いたのだが、彼らは面白くなかった。

「漫才が面白いか面白くないか記憶が定かではなかったコンビ」といえば、タカアンドトシもそうなのだが、ネタの中盤以降の「入浴中の息子と脱衣所の母親」のやりとりが超絶面白かった。

そして、最初から最後までずっと面白かったのが、テンダラー。

私、彼らの漫才をちゃんと観たのは初めてかもしれない。コンビ名しか知らなかったかも。
何なら(てんだら)今回もスルーしようとしてたぐらい。

なので全然期待してなかったのだけど、虚を突かれた。見事だった。
テンポが良くてキレのあるハイレベルな正統派漫才は、「美しい」とすら思えたね。

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