怠けの8曲 命懸けの3曲
BUCK-TICKボーカル櫻井敦司の急逝。
「舞台の上で死にたい」・・演者がよくそう言ったりもするが、彼はそれに近い死であった。
ライブで1曲目を歌い終わるとふらつき転倒。
何とか3曲目まで歌い切った後、スタッフに支えられながらステージ袖に消えた。
泣ける・・
身体に異変が起きてるのは明らかなのに、力を振り絞り(というかほぼ気力のみで)その後2曲も歌うのだ。
「歌いたくない」「歌うのしんどいんですよ」「歌聴きたいならCD買って」と2時間半のライブで8曲しか歌わなかったミュージシャンの報道の後だったんで余計・・
8曲・・・フザけんなッ!
3曲・・・エラい!!(でも無理しないでほしかった)
8曲・・・ライブ参戦のファンからも「チケット代返せ」等、非難轟々。
3曲・・・ライブ参戦のファンからのクレーム皆無。
ところで。
実は有名な話なのかもしれないが、私は朝刊の「有名人訃報欄」で「二度見」ならぬ「二度読み」してしまった。
そこには、櫻井敦司の息子が芥川賞作家であると書かれていたから。
えーーーーーーーッ!
櫻井敦司は、BUCK-TICKの楽曲のほぼ全ての作詞を手掛けていた。
私はBUCK-TICKの楽曲に詳しくないし、一番有名な曲でさえ歌詞を読み込むことはなかった。
でも今なら思う・・文学的にすぐれた歌詞だったんじゃないかと。
子の文才は父親から引き継がれたものなんじゃないかと。
少なくとも、「♪好き嫌いは 否めない~」なんつー日本語的におかしい歌詞は書かないだろうってゆー(笑)。
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