サーブミスとエース留守

女子のワールドカップバレー、日本開催のゴールデンタイム中継ということで、観た人も多いのでは?

残念ながらこの大会でパリ五輪の切符はつかみ損ねたけど、切符をかけたブラジルとの試合後、観た人たちの間で「古賀のせいで負けた」派と「古賀を最終セットで出さなかったから負けた」派に分かれていたのが印象的だった。

私が思ったのは・・

古賀紗理那って「持ってない」なぁ~である。

ホープと目されながらもリオ五輪のメンバーに選ばれず(意外だった)、東京五輪では選ばれたが、中田監督からは「黒後がエース」「うちは黒後のチーム」などと声高に公言される。
五輪初戦の試合中に捻挫し、チームは予選敗退の惨敗。翌年の世界バレーでキャプテンとして挑むもまたまた試合中に捻挫し、4強入りを逃す。

そして今大会。
「勝った方が五輪行き」という対戦の大事な局面で彼女はサーブミスをし、結果的に五輪行きはお預けとなった。

「大事な局面」というのは、セットカウント1-1で迎えた第3セットの日本のセットポイント時のことで、あっさり逆転されセットを取られてしまう。

第4セットで真鍋監督は古賀を外す。
すると、大差で日本が勝った。

そしてファイナルセット・・「さて監督はどーするのかな?」と思った。
エースでキャプテンだから出すのだろうか?
それとも、第4セットの勝利のムードを保つため外すのだろうか?

真鍋監督の選択は「外す」であった。

「古賀のせいで負けた」派は、サーブミス云々ではなく第4セットよりももーっと前で外すべきだったとも言う。

攻撃がプッシュばかりで打ち切っていなかったから。それは「弱気になってる証拠だ」と。
プッシュしても相手に全部拾われて攻撃を食らってしまっていた。

あれはアルゼンチン戦だったか、もう全ッ然攻撃が決まらない試合があったわね。
いくらマークされてるとはいえ、点にならなさ加減が異常だった。
真鍋監督も交代させないし、ちょっと信じられない思いで観てた。

その時の恐怖心からなのか、セッターとのコンビが合ってないのか、やはりマークがきついのか、もしかしたらまたケガをするのが嫌でやみくもには打ち切りたくないのか、効果の薄いプッシュやフェイントを多用していた。

だったらブロックアウトを狙うのはどうだろう。
とにかく打開策を見出し、パリ五輪への切符を手にし、私の中の「持ってない」説をはじきとばしてちょうだいよ。

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