まつもtoなかたto仲たがい

オリラジ中田敦彦の松本人志批判。

この人って何でここまで松ちゃんに挑発的なのかな、と考えたところ、私には思い当たるフシがあって・・

何年も前の『ワイドナショー』で、当時話題になってたオリエンタルラジオ（音楽グループ名「RADIO FISH」）の「パーフェクトヒューマン」が取り上げられ、そのパフォーマンス映像が流れた時のこと。

ワイプで松ちゃんの表情が映し出されていたのだが、それは「嘲り」に満ち溢れていた。
とても印象的だったんで、私は未だに覚えてる。

オリラジの芸に好意的でないのがありありと見て取れたのだ。

そして「一切笑わす気がないのが笑える」「（パーフェクトヒューマンは話題になってるかもしれないが）その直前でやるネタは全く話題になってない。『武勇伝』なんかちっとも面白くない」などと語るのだ。

プライドの高い中田は、それを根に持ってるのではなかろうか・・

それからしばらく経った頃、脳科学者の茂木氏が「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終始し、権力者に批評を向けた笑いは皆無で、地上波テレビはオワコン。大物芸人でも国際水準のコメディアンとはかけ離れていて『終わっている』」とツイートして物議を醸し、松ちゃんがそのことに対して「全然腹が立たない。茂木さん（自身）が全然面白くないから」とコメントした。

そこで中田は行動に出る。
「茂木さんの指摘は当たっている」と茂木氏を擁護するのだ。

その時から反撃が始まっていたと見ていいだろう。

松ちゃんのことを「大御所」呼びして暗に批判し、事務所の上層部から「松本に謝れ」と言われてしまうが中田は謝罪を拒否し、その後、事務所を飛び出す。

中田と茂木氏の共通点は、松ちゃんから「面白くない」とジャッジされた点。

松ちゃんが「面白くない」と言えば、「そーだそーだ面白くない」と同調する信者がものすごくいて、ひょっとしたら世論までがそちらに傾くぐらいの影響力を持っている。

そんな影響力のある人物がいくつものお笑い賞レースの審査員をやっていることにも、中田は納得がいかない。

まー確かに、そこにはいない後輩芸人の芸をマジなトーンで「面白くない」の一言で切り捨てたり、暗に芸をディスられると「そもそもあなたが面白い人ではないのだから腹も立たない」などと非芸人にまで言ってしまうのは、少々乱暴かなとも思う。