体育会系至上主義に再考の余地あり

何だか大谷翔平選手は、すくすく伸び伸び育った印象を受ける。

そんな大谷選手も、学生時代には、監督やコーチや先輩から理不尽なしごきや命令を受けたのだろうか。

そんなものにジャマされなかったからこそ、あそこまでの超一流プレーヤーに成長したのだと思いたい。

昨今、不祥事の多さもあって、体育会系(はたまたスポーツ界)のイメージは著しく失墜している。

いや、昔からあったことなのだ。昔はもっとヒドかったのだろう。
今は問題が表面化しやすくなってるだけなのだ。

私が中学時代に入っていた運動部も、先輩はもれなくイジワルだった。

練習中に水が飲めないのが当たり前の時代だったが、私たちは、練習後の飲水までも先輩らから禁じられていたのだ。

もちろん真夏もですよ? 死ぬよ? 誰かが死ななきゃわかんない?
そして先輩らは、私たちの目の前で美味しそうに水を飲むのだった。

とにかくイジワルなことしかされなかった。
今でも思う・・オマエらほんとにクソだったよな!と。

そのスポーツがやりたくて入部したのに、何でこんなことに煩わされなきゃなんないのかと。

ナイナイの岡村も、高校時代のサッカー部で、先輩からボコボコに蹴られていたと。

友近のお父さんも、大学の空手部の歓迎会で、大きな丼に入った酒を一気飲みさせられたと。
それが部の恒例なのだと。

一方、企業は体育会系の学生を採りたがる。
「○○大学の◇◇部の学生、欲しいな~」と。もちろん「◇◇部」は学部名ではない。

要するに、体力もあって根性もあって礼儀正しくて、無条件で上の者に従ってくれる。
「できません」なんてことは言わない。企業にとって非常に都合のいい人間なのだ。

むしろ理不尽なしごきを受けてきた学生の方が、企業の理不尽さにも耐えてくれるとすら思っているのかもしれない。

そう。秘かに「学生時代の理不尽指導ウェルカム」なんじゃないのか?企業は。
そういう扱いに慣れてるから、企業に入ってもパワハラだ何だと騒ぐこともないだろってか。

ま、そういう扱いされてると、人間も汚れてきちゃうことをお忘れなくね~ッ!

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