新人研修で、なに絶望させてんだって話

ゼリア新薬に新卒で入社した男性が、新人研修を受けて自殺し、労災認定された件。
(前回と同じ書き出しなんだけど⇒外部講師の研修が未だにパワハラチックな件

たまたまゼリア新薬だっただけで、他の企業で犠牲者が出てたって不思議はない。
だって、その研修会社に新人研修をお願いしてる企業って、たくさんあるんだもの。
自社でブラック研修を実施するブラック企業(おてのモノ)もあるだろーけど。。

いや、ちょっと調べたら出てくるわ出てくるわ、このテの新人研修を受けた経験がある人たちからの嘆きの声、そして怒りの声が。

罵倒や辱めを与えることで精神的に追いつめる系、過酷なしごきで肉体的に追いつめる系、膨大な量のレポートを課して睡眠奪い取る系、赤ん坊のマネをさせる等の意味不明系、あるいはそれらの混合系・・・。

そしてそういったスパルタ式の研修が、昔より増加しているというから驚きだ。

増加のきっかけを、私はこう考える。

「ゆとり世代」が初めて社会に出る頃、企業のトップや人事の人間は危惧を抱いた。
「ゆとり世代」と言えば、「やる気もなく、打たれ弱い根性ナシ」だろう、と。
しかし同時にパワハラも問題になってきているから、厳しい指導も難しい。
⇒結果、スパルタっぽい研修をしてくれる会社にお願いする、という図式。

結局、役員のオジサンたちの頭の中には、「若者をしごきたい」「若者はしごかれてナンボ」という考えが鎮座してるのよね。

それってふるーい。
大手の会社ほど、そういう研修をしたがってるみたいだけど。ふるいってー。

そのテの研修って、研修生の心身を弱らせることで判断能力を鈍くさせ、講師の支配下に置く狙いもあるみたい。洗脳だよ~、洗脳。
そしてそのまま会社でも従順でいてくれることを、役員のオジサンたちは期待してる。

そう。オジサンたちの「ボクらの言うことに、ちゃんと従ってちょーだいね」という念押しのための研修なのだ。

え~と、あえて断言しよう。
99%の新人研修はいらない。(← ホリエモン?)

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