「黒革の手帖」の意外すぎる残念ポイント

『黒革の手帖』・・・今までいろんな女優が主演してきたドラマである。

だが私は一度も観たことがなかった。

内容的に興味がないわけではなかった。
だから機会があれば観るつもりだったが、そのチャンスは意外にも早く訪れた。

だけど何だよ~、武井咲かよ~、前回主演の米倉涼子の事務所(オスカー)つながりじゃんかよ~、あの役やるには貫禄と色気が無さすぎだろ~、あの声じゃ迫力出ないだろ~。

・・・とまぁ、こんな印象を抱いていたわけである。

当の武井咲は、この役をもらって嬉しそうだった。
そりゃそうよね、あの役って、確実に女優としてステップアップできるもんね。
上手くこなせば、の話だけど。

で、実際に観てみたら、武井咲、意外と良かったのである。

だってね、夜の銀座の女だからって、皆が皆、色気ムンムンの人ばかりじゃないし。
大金が転がり込んできたら、小娘っぽい人でも店を持つことだってあるんだろうし。
あれはあれで全然アリだな、と思ったんである。むしろ悪女役を好演してた。

その他の共演者についても簡単に感想を述べることにしよう。
①クラブのママ役の真矢ミキ・・・似合ってた。
②銀行(武井の勤務先)の支店長役の人・・・いそう。
③コネ入社の新入社員役の女性・・・いそう。
④銀行の上得意様役の高畑淳子・・・やっぱこの人上手いな。存在感も迫力もある。
⑤オネエの美容師役の和田正人・・・面白かった。オネエにしか見えなかった。
⑥武井の同僚役の仲里依紗・・・冴えなさ加減がハマってた。冴えない役も華やかな役もどちらもできそう。

上記の②③での「いそう」というのは、なかなかの賛辞である。
ものすごくリアリティーがあった、と言いたいのである。
ホントにああいう人、いそうだもん。

③の女性が、ゲスの極み乙女のドラマー「ほないこか」であることを後で知る。
あの普通っぽい容姿が、めちゃくちゃリアリティーあった。

ちょっと気になったのは、武井を取り巻く男たちの平均年齢が高すぎること。
それだと武井の「小娘感」が増すばかりだからねー。

あと一番ズッコけたのは、手帖に書かれた文字!
子供っぽすぎる! 武井本人の文字だろう。ありゃ代筆の方が良くなかったか。
「やっぱただの小娘じゃねーか」と思われてしまうよ、あれでは。

やっぱ文字って大事。
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役者も字の練習をしておくべきだね。

ズッコケポイントはここだけかと思っていたら、エンディングに福山雅治のヘンな歌声が流れてきて、再度ズッコけるんだがな(苦笑)。

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