香りが公害化する時代

「公害」ならぬ「香害」と呼ぶのだそう。
人工の香りが原因で、周囲の人間が体調不良等の害を受けることを。

被害を訴える人が増加しており、「香害110番」なるものも設置されるとのこと。

あー喜ばしい。

それで苦しんでいる人がいるってことを知ってもらい、香水や柔軟剤を控えめにしてもらえるとありがたい。

まさに私が、人工の香りで身体に変調をきたすタイプだから。

以前ブログに書いたように、偏頭痛持ちの私は、人工の香りが大敵なのだ。
(記事はコチラ⇒幡 蒼子のおこりんぼ日記3: 偏頭痛のことでちょっと言わせて

公共の乗り物で、近くにうっかり香水のキツイ女性がいようものなら、その乗り物を降りる頃には頭がガンガンしている。

だから、移動が可能な場合は極力移動するが、ちょっと移動したぐらいでは、いくらでもそのニオイは私を追ってくるのである。

職場にもいた。
見た目は何の派手さもない新人さんだ。
ただ、香水は振りたくってた。

「振りたくってた」っつーのは、頭がガンガンしている私が受けてる印象であって、実際は振りたくってなかったのかもしれない。

そのコが入ってきてから、私は毎日頭痛がするようになった。
ほぼ毎日、高額な薬を飲むこととなる(カネかかってしゃーないわい)。

でも本人には言えなかった。
他のことでは何でも注意できる私が、ニオイのことは言えなかった。

何でだろー。
やはり、自分の特異体質のせいで、誰かに何かをやめてもらうってのは、気が引けるからか。

よっぽど第三者に「幡さん、香水とかで体調が悪くなるタイプだから、控えてあげてくれない?」と言ってもらおうか、とも思った。

でもやっぱ他人を巻き込むのもなぁ・・と思ってやめた。

するとある時から、ピタッと香水のニオイがしなくなった。

私にとっては万々歳なのだが、なぜ香水をやめたのか、未だにナゾである。
他にもニオイが気になる人がいて、その人が注意したのかなぁ。

だからね、「香害110番」なんかできてもね、結局は自分たちで解決せざるを得ないのじゃないか、とも思ってる。

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